会計税務情報2001年8月号
永野森田公認会計士事務所
新しい会計事務所の利用法
現 在、インターネットの普及並びに高速化により世界がどんどん小さくなるIT革命の時代に突入しています。企業にとってIT化は、効率経営と切っても切り離 せないテーマであると同時に、これまで以上に企業経営にスピードが求められる時代に生き延びる為の必要条件と言えるでしょう。
こうした状況の中での、会計事務所が提供できるサービスの一環として、月次決算処理のスピードアップ、効率的な本支店会計を目的とした会計データの常時共有、並びに一括集中管理、バックアップを提案致します。
Windows2000のリモートアクセス機能(普段はつながっていないコンピュータにアクセスし、ネットワークを組む技術)を利用し、会計データファイルを会計事務所に置き、クライアントは、いつでも、どこからでもアクセスする事ができます。
これにより会計事務所とクライアント間のデータのやりとりが不要になり、タイムリーな会計処理、アドバイス、サポート等を行う事が可能になります。更に、データ保全面でも飛躍的な改善が期待できます。
これを実現する為には、次の環境を整備する必要があります。
1. Windows 2000 Professional
2. 高速ネットワーク回線
DSL, Cable, T1等
Nagano & Morita | Client | |
Server | PC | |
会計ソフト | ||
DATA | ← | (例)QuickBooks |
Peachtree等 |
(例)クライアントは端末を操作し、インボイス、小切手を発行。データは、N&Mに残る。
極秘データは会計事務所のサーバーに残し、クライアントは情報漏洩を防ぐ事が出来る。
以上のコンピュータ間のネットワーク技術に似たもので、コンピュータ技術者のいない場所での端末操作を可能にするソフトも開発されています。こうした技術の発達により、会計事務所の役割は、大きく変貌しつつあると言えるでしょう。
ご意見、ご質問は info@nagano-morita.com へ。
更新日: 2001年08月01日