新型コロナウィルス緊急税務対策 

会計税務情報 2020年3月18日号
永野森田会計士事務所

新型コロナウィルス緊急税務対策 

世界中で猛威を振るう新型コロナウィルス(COVID-19)。これに対して2020年3月18日、米国連邦税務当局(IRS)は緊急の税務対策を発表した。これに呼応して、カリフォルニア州税務当局(CA FTB)でも緊急税務対策を公表した。以下その内容である。

 

1. 連邦納税期限の延長

2020年4月15日を納税期限とする個人所得税については、90日間延長、新しい納税期限を2020年7月15日とする。新しい期限までに支払えば、ペナルティーおよび利息は免除される。ただし、延長できる納税金額を$1 Million(100万ドル)の上限とする。

2020年4月15日を納税期限とする法人所得税については、90日間延長、新しい納税期限を2020年7月15日とする。新しい期限までに支払えば、ペナルティーおよび利息は免除される。ただし、延長できる納税金額を$10 Million(1,000万ドル)の上限とする。

一方、個人および法人の2020年4月15日申告期限については、従来通りとする。つまり、延長されるのは納税期限のみであり、申告期限は従来通りである。よって4月15日がオリジナル申告期限である場合、それまでに延長申請をしなければいけない。オリジナル申告期限まで延長できない場合、Late Filing Penaltyの対象となる。なお、通常の6ヶ月延長後の最終申告期限は、2020年10月15日と変わらない。

 

2. CA州申告期限および納税期限の延長

2020年4月15日を申告・納税期限とする個人、法人の所得税申告書については、申告・納税期限ともに2020年7月15日まで延長される。つまり、オリジナル申告期限および納税期限も併せて2020年7月15日まで延長される。ここで延長できる納税金額上限は設けられていない。そして延長申請後、個人の最終申告期限は10月15日、法人C-Corpの最終申告期限は11月15日となる。

 

3. その他

NY州では、2020年3月18日時点、未だ申告・納税期限の延長は発表されていないが、検討中とのことである。

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永野・森田米国公認会計士事務所